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止まらぬ円売りの背景とは!? …追加利上げの可能性も高まるか

先週のドル円レートは一時1㌦=157円台まで

円安が進行し、約10か月振りの円安水準とな

りました。


円相場の下落基調が続いていますが、直近の

円安の背景と今後の追加利上げの可能性につ

いてまとめます。

目次

止まらぬ円売りの背景とは!?

…追加利上げの可能性も高まるか

【直近の円安の背景…】

円安の背景はいくつかありますが、第1は12

月の米利下げ観測が後退(金利差が縮まな

い)したことです。

そして第2は日中間の対立のエスカレートに

対する懸念です。


中国政府は日本への渡航自粛要請に続いて、
日本産水産物の輸入を停止する制裁措置を

決めました。


今後も、中国側からの経済的な制裁がエスカ

レートするのではとの懸念で円が売られまし

た。

第3は日銀植田総裁・片山財務相・城内経済

財政担当相の3者会談で円安阻止に向けた姿

勢が打ち出されなかったことです。

為替介入への警戒感が後退し円安が進みまし

た。


【追加利上げの可能性…】

こうした状況を受けて高市政権の利上げ牽制

姿勢は徐々に後退していると見られます。

24年の自民党総裁選時には「いま金利を引き

上げるのはアホやと思う」との発言もありま

したが、ここ最近の国会答弁では、「日本銀

行は2%の物価目標の持続的、安定的な達成

に向けて適切な金融政策運営を期待する」

という従来の政府公式見解を繰り返す発言に

転じています。


円安による物価高リスクが上昇するなか、

高市政権から一定程度理解を得られたのであ

れば、日銀は12月の金融政策決定会合で利上

げを実施するものと見られます。

先週の株式&為替相場(前週末比)

日経平均:48,625円(+100円)

ドル円:156.45円

NYダウ:46,245.41㌦(-902㌦)

先週の日経平均株価は大幅下落し5万円の節

目を下回りました。

注目されていた米エヌビディアの決算は市場

予想を上回る良好な内容だったにも関わらず

バブル懸念が払拭されずに売られる展開

となりました。

これを受け日本でも半導体株などAI関連が

総崩れとなり、大幅下落しました。

米政府機関閉鎖の影響で約1か月半遅れて

発表された9月米雇用統計では雇用者数の大

幅増加が確認されました。

これを受け米FRB(日本でいう日銀)は来月

の利下げを見送るとの観測が強まっています。


利下げが進まなければハイテク株の勢いも維

持しにくいと見られます。


【資金の流れ】
ハイテク株 ⇒ 好業績銘柄
円⇒ 米ドル

米経済の先行きを占う年末商戦

【解説】

米国では11月末のブラックフライデーから

12月頭にかけて年末商戦が本格化します。

この期間の消費支出は米国のGDPの約7割を

占めるとされる個人消費の強さを示すため、

景気全体の先行きを占う指標となります。

 【ポイント】

米国では株高を背景に高所得層の消費は底堅

さを保っています。

ただインフレの影響を強く受ける中低所得層
は慎重な支出姿勢となっています。

景気先行きへの不透明感から年末の支出は

削られる可能性もありそうです。

 【今後の影響】

今年の年末商戦(11~12月)の売上高は水準

こそ初の1兆㌦(約157兆円)台乗せの見込

みですが、伸び率は24年の4.3%を下回る

予想されています。

事前予想よりも高い伸び率となれば株高の要

因にもなりそうです。


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