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注目度の高まる中銀ウィーク!?…日米の金融政策動向の確認

今週は米FOMC(28~29日)と日銀の金融
政策決定会合(29~30日)が予定される中
銀ウィークです。
年末までの株式・為替相場を見通す上で重
要となるため、注目が集まります。
要点についてまとめました。

注目度の高まる中銀ウィーク!?
…日米の金融政策動向の確認【米利下げの確度は高い…】
米FOMCでの政策金利引き下げの確度は高く、
また12月会合においても追加利下げに動くと
の予想が市場の 大半を占めています。
ただ懸念点としては政府機関閉鎖の行方が挙
げられます。
失効を控えている医療保険制度の補助金延長
を巡る与野党の対立が続いており、本年度予
算が議会を通らず政府機関は一部閉鎖状態に
あります。
これにより9月分の雇用統計公表が遅れてい
ますが、仮にFOMCまでに政府機関閉鎖が解
消され 雇用統計が発表され、その内容が意外
に強かったりすると今回の利下げ判断に影響
が出る可能性もあります。

【 日銀の追加利上げは12月?…】
日銀については政策金利の維持(利上げせず)
が見込まれています。米関税政策の影響に加
えて、金融緩和を重視している高市政権が誕
生したことで、政府との意思疎通を図ること
が優先されると見られています。
一方植田総裁は会見で引き続き利上げに意欲
を示す公算も大きく、12月会合では追加利上
げに動くとの予想が多くなっています。
ただ年内の利上げに関しては市場関係者はお
おむね織り込んでいると考えられるため日米
の金融政策が共に想定の範囲内であれば、足
元の株高・円安傾向への障害にはなりづらい
と見られます。

先週の株式&為替相場(前週末比)
日経平均: 49,299円(+1,717円)
ドル円:152.99円
NYダウ: 47,207.12㌦(+417㌦)

先週の日経平均株価は大幅高となりました。
高市新首相の誕生が迫った21日の午前中に
は史上初の5万円に肉薄する場面もあるなど
「高市トレード」が継続しているとも言えます。
目先は材料出尽くし感も強まっていますが、
一方で防衛等の政策関連株の人気も根強く
底堅い相場環境です。
⇒米国ではアナログ半導体世界最大手テキサス・
インスツルメンツ(TI)の7-9月期決算発表が冴
えない内容となったことで半導体業界の回復が
失速しているとの懸念が強まりました。
投資家がAIバブルを見直す要因となりハイテク
株はプチ・ショックの様相を呈しました。
【資金の流れ】
ハイテク株 ⇒ 防衛関連株
米ドル ⇒ 円

トランプ大統領の訪日と防衛費増額
【解説】
高市首相は物価高対策を最優先課題に位置
付けています。
ただ来週訪日するトランプ米大統領への対
応の一環 として防衛費増額が喫緊のテーマ
となりそうです。
27日に来訪し、28日に日米首脳会談が開か
れる予定です。
【ポイント】
首脳会談では防衛政策の方針が議題になる
見通しです。
現在の防衛力整備計画では2027年度までに
GDP比率 2%まで引き上げる目標ですが、
トランプ政権は3.5%まで引き上げることを
求めてくると見られています。
【今後の影響】
上記実現には10兆円程度の追加の予算拡大
が必要になります。
財源確保は困難を極めるものと思われます
が安易な国債追加発行に依存するようであ
れば長期金利上昇、円安など金融市場の不
安定化に繋がりかねません。

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