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【金利上昇局面】いま知っておきたい生命保険の見直しポイント

金利の上昇傾向が話題になるなか、「予定利
率が高い新しい保険に乗り換えたほうがいい
のでは?」「今の保険を見直したほうが得か
も」と考える方が増えています。
確かに金利の上昇は、貯蓄型保険の魅力を高
める追い風です。
しかし、生命保険は長期にわたって付き合う
金融商品。
目先の金利だけに目を奪われて慌てて解約す
ると、思わぬ損失を被るリスクがあります。
今回は、金利上昇局面で生命保険を見直す際
に、必ず押さえておきたい重要ポイントを詳
しく解説します。

【金利上昇局面】いま知っておきたい
生命保険の見直しポイント
解約する前に知っておくべき3つのリスク
「より利回りの良い商品へ乗り換えたい」と
思っても、すぐに既存の保険を解約するのは
危険です。
まずは解約に伴うリスクやデメリットを正確
に把握しておきましょう。
市場価格調整(MVA)による返戻金の減少
外貨建て保険や一部の変額・終身保険には「
市場価格調整(MVA)」という仕組みが組み
込まれています。
これは、契約時よりも市場金利が上昇してい
るタイミングで解約すると、運用している債
券の価格下落に伴い、解約返戻金が減額され
てしまうルールです。
利回りの良い新商品に目移りして途中で解約
すると、手元に戻るお金が想定以上に少なく
なるおそれがあります。
解約を申し込む前に、必ず保険会社へ「現時
点での解約返戻金試算」を照会しましょう。
「お宝保険」を失うリスク
1990年代半ば以前などに加入した保険の中に
は、高い予定利率が設定されているいわゆる
「お宝保険」が存在します。
金利が上昇してきたとはいえ、過去の超高金
利時代に契約した保険の利回りには及ばない
ケースが多々あります。
一度解約してしまうと、二度と当時の好条件
で再加入することはできません。
見直しの際は、現在契約している保険の「予
定利率」を必ず確認してください。
年齢上昇と健康状態による再加入のリスク
新しい保険に乗り換える場合、契約時の年齢
が上がっているため、その分ベースとなる保
険料が高くなります。
金利の上昇で予定利率が上がったとしても、
年齢による保険料の引き上げ相殺され、期待
したほどお得にならないことも少なくありま
せん。
また、持病や既往歴によっては、そもそも新
しい保険に加入できないリスクもあります。
手続きを進める際は、「必ず新しい保険の契
約が完了してから、古い保険を解約する」順
番を徹底しましょう。
後悔しない見直しと
代替手段の検討
既存の保険に課題が見つかった場合でも、選
択肢は「解約して乗り換える」だけではあり
ません。
家計やライフスタイルに合わせた賢い見直し
手順を検討しましょう。
「解約」ではなく「払い済み」を活用する
「保険料の支払いは止めたいけれど、解約す
ると元本割れしてしまう……」という場合は、
「払い済み保険」への変更が有効な手段にな
ります。
払い済みとは、保険料の払い込みをストップ
し、その時点の解約返戻金をもとに「同じ保
険期間の保障」へと変更する手続きです(保
障額は当初より小さくなります)。
保険料の負担をなくしつつ、一定の保障と解
約返戻金の運用効果を残せるため、安易に解
約するよりも手元に残るメリットが大きくな
る場合があります。
保障内容と加入目的を再整理する
金利や利回りの話にとらわれすぎず、そもそ
も「現在の自分や家族にとって必要な保障か」
という原点に立ち返ることも大切です。
- 保障の再確認: 家族構成やライフステー
ジの変化に伴い、必要な死亡保障額や期
間が変わっていないか - 特約の削減: 不要になった医療特約や特
定疾病特約を外すことで、保険料を抑え
られないか - 目的の明確化: 万が一の「保障」が目的
なのか、資産形成のための「貯蓄・運用」
が目的なのか
特約の解約(部分的な見直し)だけであれば、
主契約を残したまま保険料の負担を減らすこ
とが可能です。
乗り換え先や運用手法(NISA等)との比較
解約・乗り換えを決断する前に、新しい選択
肢との比較検証を行いましょう。
昨今は予定利率が引き上げられた新しい貯蓄
型保険だけでなく、NISAを活用した投資信託
など、資産形成の選択肢が豊富にあります。
「保険で貯蓄を兼ねるのが最適なのか」「保
障は掛け捨てでシンプルに準備し、運用はNI
SAで行うべきか」など、視野を広げて検討す
ることが納得のいく見直しへの近道です。

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